機関誌
マネジメントスクエア
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2011年 5月号 リード
ちば歴史事件簿――そのとき、何が起こったか
平将門の乱
「東国王朝」3か月の夢
その頃、世界は大きく動いていた。日本がさまざまに手本にしてきた唐が亡び(907年)、朝鮮半島では、高麗(こうらい)が新羅(しらぎ)に代わって半島を統一した(936年)。日本でも、律令制が大きくほころび始めていた。こうした中で起こったのが平将門(たいらのまさかど)の乱だ。房総半島だけでなく、日本全体に衝撃を与えたこの事件の経緯を、同時代に書かれた『将門記』をもとにたどってみよう。
企業最前線
10代の女性に特化した靴とアパレルの自社ブランド開発で躍進
株式会社ノーフォール
若い女性向けの靴小売からスタートし、自社ブランドの開発に着手したノーフォール。中国製造業者との連携でコスト削減を図り、多品種・小ロットの生産体制を確立した。小売に加え卸事業も展開、自社ブランドを提供する靴・アパレル店舗の全国展開に取り組んでいる。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
「自律型感動人間」が生み出す最大級の顧客満足
山本梁介[株式会社スーパーホテル会長]
コスト削減と顧客満足度アップの両立。これは、サービス業に携わるすべての企業にとって永遠の課題である。しかし、全国にビジネスホテルを100店以上展開するスーパーホテルは、創業者でもある山本梁介会長と従業員が一丸となって、さまざまな知恵や工夫を生み出しながら見事に解決している。経営者なら誰でも知りたい、その舞台裏を公開する。
会社を強くする! 実践経営塾
“子どもマーケット”をねらえ
少子化を背景に、子ども関連市場の縮小が言われ続けてきた。だが近年、出生数が国立社会保障・人口問題研究所の予測を上回った。しかも、両親に加え両方の祖父母を含めた“6ポケット”により、子ども1人当たりの消費額は上昇傾向にある。そうした中、子どもをターゲットにした教育関連市場や、サービス関連市場などの拡大が期待されるようになってきた。今回は、新たな視点で子ども市場に挑む2社をレポートしよう。
チャレンジャー
ヴィオラに出会い、人に出会い自分の音の「色」を模索していく
高橋 梓[ヴィオラ奏者]
- 発表会でかわいい洋服を着られるのがうれしい。そんな理由で3歳から続けてきたバイオリン。妹と切磋琢磨(せっさたくま)していく中でヴィオラに出会いました。
- 音楽高校、藝大とヴィオラ漬けの日々。表現の壁にぶつかったとき「音を色で表現する」という方法を教えてもらいました。
- ソロもカルテットもオーケストラも。個性的で、気難しくて、奥が深いヴィオラ。この不思議な楽器をとことん追求してみたいです。