機関誌
マネジメントスクエア

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2013年 11月号 リード

千葉県の水・陸・空路 発展ものがたり

成田国際空港
開港35年を迎えた世界への玄関

世界に向けた日本の“空の玄関”成田国際空港。開港以来大きく発展し、その存在は千葉県の発展をも促してきた。近年は航空業界の変動によって、空港もまた変わろうとしている。成田空港の歩みを概観しながら、どのように変わろうとしているのかを見ていこう。

企業最前線

ステンレス棒鋼のエキスパート。社内改革でマンパワー向上を図る
野水鋼業株式会社

食品や医療、半導体などの分野における先進機器メーカーを顧客として、主にステンレス棒鋼の切断加工販売事業で発展したのが野水鋼業(株)。2000年代半ばに「全員参加の学習型企業・顧客第一主義・環境への配慮」を企業理念とした社内改革に着手し、品質や環境のISOを次々に取得しながらマンパワーの向上と組織活性化を図っている。今後は新拠点の設置で、事業拡大を目指す。

子ども向け職業・社会体験施設から食と農の複合施設へ新展開
KCJ GROUP株式会社

KCJ GROUP(株)は、日本初の子ども向け職業・社会体験施設「キッザニア」を立ち上げたことで知られる。そんな同社が事業の第2弾としてスタートさせた、柏市にある食と農の複合施設「オークビレッジ柏の葉」が注目を集めている。有機栽培にこだわり、貸農園とレストランや結婚式場を連動させた付加価値サービスで、新たなビジネスモデル創出を目指している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

ピンチをチャンスに。失敗こそが人を育てる
城岡陽志[太陽パーツ株式会社代表取締役]

人は会社にとってかけがえのない財産である。創業社長の共通する悩みの1つが、その人をどう育てるかだ。部品加工メーカーである太陽パーツ(株)の城岡陽志社長は「若いうちに小さな失敗を数多くすることが大切」と言う。そして、チャレンジ精神を鼓舞するために考案したのが「大失敗賞」というユニークな表彰制度だった。

会社を強くする! 実践経営塾

二刀流事業で経営を安定化

本業で培った経験や技を生かしながら、これまで手をつけてこなかった事業に乗り出す──。こんな「二刀流事業」を実現すれば、本業が不調に陥ってしまっても、もう1つの事業で会社を支えることができる。第2の事業を推進するには、新たな社外の協力者が必要になることもある。結果を出すまであきらめずに粘り強くチャレンジすることも大切だ。「二刀流」を成功させるための秘訣(ひけつ)とは何か。印刷と部品加工という“下請け仕事”から出発した、2社の事例を紹介する。

チャレンジャー

大好きな歌の道をまっすぐに進む
鈴木玲奈[声楽家]

  • 母が弾くピアノの下で、いつのまにか眠っていた音楽に囲まれた暮らし。童謡、流行歌、クラシック……、片っ端から歌いました。
  • 自分の声帯を知り、曲の背景を理解し、表現方法を模索する……。歌の道はどこまでも深く、だからこそ、おもしろいです。
  • 初めてのオペラ公演。「鈴木玲奈」をいっさい排除し、役になりきりました。あの快感を胸に抱き、これからも歌い続けます。