わたしの意見-
水野 創

広がる省エネ、節電への関心

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」9月15日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 9月9日に千葉銀行の主催、弊社他の後援による「ちばぎん省エネ・ECOセミナー」が開催され、会員の皆様を始め100人以上の皆様にご参加いただいた。第1部の講演会には、弊社は講師として参加したが、省エネについては、年初からビジネスレターで何度か取り上げてきていたので、今回のセミナーへの関心の高まりと、そこに積極的な貢献ができたことを大変うれしく思っている。

 省エネについて、これまでのビジネスレターでは、「省エネ診断」や「LED電球の活用によるコスト削減メリットの享受」を中心にお伝えしてきた。これに対し、今回のセミナーでは第2部に商談会が開催され、上記のほかボイラー、太陽光、バイオマス、環境マネジメントシステム、環境社会検定等幅広い分野で出展があり、それぞれに関心を持った参加者で賑わった。

 大震災・原発事故後の節電要請や資源価格の高騰から節電、省エネに対する関心はこれまで以上に高まっている。

 もともと中小、中堅企業の場合、省エネはコスト削減に結びつくことが多かったが、今後の電力・エネルギー価格の上昇見通しや技術進歩等による省エネ関連商品の効率向上、価格低下見通し等を織り込むと節電、コスト削減効果はこれまで以上に大きくなる可能性が強い。

 まだ省エネ診断を実施していない皆様には、まず省エネ診断を行い節電、省エネのメリットを確認してみることをお勧めしたい。

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