わたしの意見-
水野 創

千葉県の人口その後

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2月21日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 千葉県の人口はおおむね横ばい圏内の中で昨年12月に単月としてはやや大きめの減少となり、その後の状況が気になるところである。1月の県合計の結果の公表にはまだ少し間があるが、これまでに公表されている市の1月中の増減を見ると、12月、前年1月より減少幅は縮小しており、全体として大きな基調に変化はないと考えられる。

 また、県内のマンションの販売状況、今後の予測を見ても震災からの復興に加え、消費税増税前の駆け込みもあって千葉県は首都圏の中で最も高い伸びを示している。これらが今後順次完成してくることを考えれば、今後は県外からの転入の回復スピードの上昇も期待できる。

 毎月の動きにどうしても一喜一憂してしまうが、「便利な場所には人は必ず戻ってくる」と信じ、迫ってきた年度末から新年度にかけての動きに注目したい。

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