わたしの意見-
水野 創

トランプ期待相場と地方創生本格化―「ひまわり定期講演会」はじまる

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2017年1月20日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 今年の「ひまわり定期講演会」が今日の茂原会場からスタートする。来月21日の千葉会場まで約1ヶ月、8ヶ所で開催する。多くの会員の皆様と今年も元気にお目にかかり、意見交換できるのを楽しみにしている。

 今回は私にとっては7回目の「ひまわり定期講演会」となる。毎回思い出深いが、今年はトランプ大統領の就任式当日にスタート日が重なったことが印象に残るだろう。

 本日、講演会後の就任式で新大統領がどんな発言をし、それにより市場がどう反応するのか、日本経済に影響があるか講演時には予想も出来ないが、少なくとも初日の会場では「トランプ旋風の円安・株高で、昨年に比べ、落ち着いた新年を迎えられよかったと思う」と話すつもりだ。ちなみに昨年(2016年)は前年末(2015年12月)の米国の金利引き上げを受け市場が大荒れの状況でスタートし、成田会場で日銀のマイナス金利導入決定の報を聞いた記憶が生々しい。

 そして今年のもうひとつの特徴は、地方創生の進展を各会場で確認できることだ。

 今日の茂原会場では「一宮の2020年オリンピックサーフィン会場決定」がある。成田会場では、これまで最も厳しいと評価してきた銚子で「廃校を利用したスポーツ合宿誘致、サテライトオフィス誘致」の事業化に向けた検討が始まっている。

 首都圏の一角を占めプロジェクトが多く、インフラ整備が進む恵まれた環境を活かし、各地域の発展に弾みがつくよう応援していきたい。

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