わたしの意見-
水野 創

ずば抜けて高い前回都知事選の投票率  

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2017年3月22日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 英国のEU離脱を決めた国民投票の投票率は高かった(72%、15年5月総選挙は66%)。トランプ大統領を決めた米国大統領選挙の投票率は低かった(56%)。選挙の注目度と投票率の高低は必ずしも一致しない。

 わが国、首都圏知事選の投票率は総じて低い。

 そうした中にあって、小池知事を決めた都知事選の投票率は6割近くずば抜けて高い。高い投票率を背景に、小池知事は強い存在感を、自信たっぷりに発揮している。

 26日に選ばれる千葉県の新知事は、この小池知事のほか、国、組織委員会、関係自治体、団体など多くの関係者と2020年東京オリパラの成功に向け連携を図らなくてはならない。   

 また、圏央道・北千葉道路建設促進、東京湾アクアライン料金引き下げ継続(以上対国)、首都圏空港機能強化(対国、都など)、地方創生広域連携推進(対他都県)、農産物の海外輸出促進(外国政府等)など多くの案件で、多くの主体との折衝が求められる。

 新知事が思う存分、力を発揮できるよう、有権者は高い投票率で自らの意思を示してほしい。このビジネスレターを読まれた方は、若い世代を含む周囲の人にぜひ投票を勧めてほしい。

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