わたしの意見-
水野 創

お礼~大荒れの市場の中で今年の定期講演会終了~  

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2018年2月14日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 今年の「ひまわり定期講演会」は9日の千葉会場で終了しました。お忙しい中、多くのお客様にお越しいただき誠にありがとうございました。皆様の変わらぬご支援に感謝しています。

 9日は、前日(8日)の米国株式市場が5日に続く1000ドル超の下落、日本でも大荒れの中での講演となり、直前まで内容に手を加えました。ポイントは以下のとおりです。

 ・8日の米国、9日の日本の株価はピーク比1割安、昨年10~11月頃、急激に上げ始めたころの水準まで下がってしまった。水準調整といえるギリギリのところまで来てしまったと思う。

 ・ただし、この水準で底を打てば、歴史的にみればまだ水準は高く、下げが大きいだけに再反発も予想されるので、景気への影響は少なくて済むと思う。

 ・また、経済全体がこれまでの回復で相当体力をつけ、需要の裏付けもあるので、サブプライム問題に端を発したリーマンショックや最近の仮想通貨等実態を伴わない怪しげな動きとは明確に区別して考える必要がある。

 ・一方で、今後、減税を材料にする前の水準まで下落してしまうと、マインド面等で影響は避けられない。出来れば米国市場(9日)で反転に向かう動きが出てくるよう願っている。

 ・為替市場は、当面は米国要因で円高方向、その後は日本要因で円安方向に振れそうだ。

 幸い、先週末以降、市場は冷静さを取り戻しつつあるように見えます。このまま「一時的な水準調整だった」ことが明確となり、世界経済回復のシナリオが継続するよう願っています。

 なお、時間の関係で手薄になった「働き方改革」や「まちづくり」についてはセミナーも予定しており、ご参加いただければ幸いです。

 ・「働き方改革シンポジウム2018」
 3月1日(木)稲毛セミナールーム
 3月7日(水)地方銀行会館
 13:00-16:00 <問合せ 弊社>

 ・「千葉市美術館の拡張を契機とする千葉駅周辺の新しいまちづくりに向けて」
 2月21日(水)三井ガーデンホテル千葉 14:00-16:00
 <問合せ 千葉商工会議所自由業部会 043-227-4101>

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