わたしの意見-
水野 創

賑わい、共生社会、おもてなし~週末(26,27日)の千葉市~

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2018年5月31日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 5月26,27日の週末、千葉市で多くのイベントが重なった。

 天候に恵まれ、屋外のイベントも予定通り実施でき、参加者も多かったように思う。成功に向けここまで努力を重ねてこられた関係者の皆様に敬意を表したい。

 私も、いくつかのイベントに参加したので感じたことを書いておきたい。

 ①賑わいを実現するためには、事前の情報発信が欠かせない。今後は、より早い段階で、できるだけ分かりやすく、丁寧な発信をするよう努めたい。

 ②ウィルチェアラグビーの会場では実況解説場内放送があり初心者でもルールや試合を有利に運ぶための作戦を理解できた。また、千葉交響楽団でもおなじみになった山下音楽監督の曲目解説により、なじみのない曲でも興味を持って聞くことができた。さらに、選手、奏者の優れた能力、チームワークに接することで、人々の持つ多様性や共生社会を実感する。今後も本物の魅力を実感し、伝える能力を磨きたい。

 ③ポートアリーナには東京都の小学生も応援に来ていた。彼らが手作りの各国国旗を準備し、開会式で掲げると、会場は大きく盛り上がった。多様なおもてなしの手法を学び実践していきたい。

 ④なお、今回のイベントが参加企業等の売り上げや利益にどのくらい貢献しているのか今後の調査を待つ必要があるが、天候、イベントの重なり等をできるだけ回避し、イベントの経済効果を高めていきたい。

 千葉市の例を挙げたが、各地域で今後も多くのイベントが控えている。成功体験と教訓を生かして、地域の活性化に取り組んでいきたい。

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