わたしの意見-
水野 創

一段と高まる千葉の魅力「千葉県企業誘致セミナー2019in東京」

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2019年7月12日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 昨11日に開催された標記セミナーの立地企業によるトークセッション「交通網が充実する千葉の魅力」にパネリストの一人として参加した。

 今回、私は「千葉の魅力は一段と高まっている」と交通インフラ関連で以下の諸点を指摘した。

 ①外環道千葉区間の開通を経て、県内各地から空港、東京駅等への車利用の所要時間は、埼玉県(大宮)、神奈川県(横浜)と遜色ないか優位にある。特に幕張のアクセスの良さが際立っている(図表1)。

 ②千葉県の工業用地は近年値上がりが目立つが、それでも神奈川県、埼玉県より安い(図表2)。

 ③今年に入り、三番瀬の埋め立て問題から中断していた第2湾岸が動き出した。先行き一層の道路ネットワークの強化が展望される。トークセッションに続いて行われた森田知事の講演「光り輝く千葉!~知事がまるごと解説~」でも、宮野木JCT周辺の渋滞対策として「20年止まっていたが、外環道のように50年かけてはいられない」と強い意欲を示していた。

 ④成田空港の就航都市も一段と増加しており、先行きさらに増加する計画になっている(図表3)。

 今後の展開が楽しみだ。

 なお、私からは、上記のほか人口増加持続と雇用確保、県内自動車関連産業の近況等も説明した。本セミナーについてはマネジメントスクエアでも紹介する予定だ。

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