わたしの意見-
水野 創

拡散する新型コロナウイルス 残念!ひまわり定期講演会中止

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2020年2月21日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 先週末から国内の新型コロナウィルス感染拡大が目立ち、私どもも18日に「ひまわり定期講演会」の残り3会場(東京、船橋、千葉)の中止を決定しました。お申込みいただいていた多くの会員の皆様と各会場でお目にかかるのを楽しみにしていたのに、残念です。

 国内の感染については、①クルーズ船、②チャーター便での帰国者、③それ以外の事例といろいろな形で情報が提供されています。国内の感染がどのくらいの勢いになっているのかを把握するには③を見るのが良いと思い、厚生労働省の発表を基に該当部分中心の表を作りました。

 表では、有症状者横ばい、入院者減少の2月12日までと、これらの方が増加に転じた2月12,13日、そして人工呼吸器又は集中治療室に入院している重症者の発生(2月17日)と次々と局面が変化していることが分かります。

 そして表以外の発表を含め、①船内、院内などリスクの高い場所での感染を防ぎきれていない、②それ以外の場所でも感染する、③症状がなくても感染している人がいる状況です。

 中国のある専門家は「2月中旬か下旬に恐らくピークに達する可能性がある」としていますが、日本の場合はまだ全く予想がつきません。

 景気への影響が大きいことも間違いありません。ゼロ金利政策下、金融面では金利低下によるコスト削減余地は限られ、資金繰り支援中心です。財政面からの対策が不可欠です。

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