Business Letter
「点描」
社長 前田栄治
千葉開府900年記念事業
(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2026年6月9日号に掲載)
前田 栄治[ちばぎん総合研究所取締役社長]
2026年、千葉市は「千葉開府900年」を迎えた。
千葉のまちの歴史は、1126年6月1日、桓武天皇の子孫である千葉常重(つねしげ)が、現在の緑区大椎町から中央区亥鼻付近に本拠を移したことに始まったとされる。猪鼻城(千葉城)を築き千葉氏の基礎を固めた。その息子・常胤(つねたね)は源頼朝をたすけ、鎌倉幕府樹立に大きく貢献したとされる。これらから千葉市では6月1日を「千葉開府の日」と定め、800年以降50年毎に開府記念事業を行ってきている。
900年記念事業は24年から徐々に始動し、25年は秋に開かれた「千葉国際芸術祭2025」が大きな事業となった(25年10月15日付点描)。
今年も春から順次開催されている。5つのシンボル事業として、6月1日には「記念式典」が亥鼻公園で、6日には「記念まつり」が千葉JPFドームで開催された。今後は8月15、16日「親子三代夏祭り」(中央公園付近)、11月21日「記念パレード」(千葉駅前→中央公園)、27年3月「記念モニュメント除幕式」(千葉駅付近)の3つが予定されている。
リニューアルされた郷土博物館(猪鼻城)では、7月18日~9月6日に「千葉氏リターンズ」、10月10日~12月6日には「千葉氏がつくったまちの900年」というテーマで、2つの記念特別展が開かれる。前者は8月15日開催の「千葉氏サミット」と関連づけられる。同サミットは東北から九州に至るまで全国の千葉氏ゆかりの都市同士の連携・交流を深めることが目的であり、特別展では各地で千葉一族が果たした役割について紹介し、ゆかりの品々を展示する。
このほか千葉開府に関連した文化・スポーツ記念事業も数多く予定されている。8月2日には「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」(マリンスタジアム)が開かれる。年に一度開催される国内最大級のラジオ体操イベントであり、千葉市では96年マリンスタジアムで開催されて以来30年ぶりとなるもの(NHK総合テレビなどで全国生放送)。また、9月16日~11月23日には「千葉市美術館企画展」が開かれるほか、10月24日には大椎町から亥鼻までの「歴史を巡るサイクリング」、2月6日には同区間の「ウォーキング」イベントが催される。
6月1日の記念式典で神谷千葉市長は、「先人への感謝と敬意を胸に、未来へ向けて千葉のまちをさらに磨き上げ、誇りと愛着に満ちた豊かな地域社会を築いていく」と述べられた。開府900年記念事業は千葉にゆかりのある方々にとって、千葉の歴史を振り返るとともに、あるべき将来像を共有する良い機会だ。ここで紹介していないイベントも多くある。「千葉開府900年記念GUIDE BOOK」も参考にしながら、千葉市民はもちろんのこと、千葉市以外の方々にもイベントに参加いただきたいと思う。
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