機関誌
マネジメントスクエア
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2011年 8月号 リード
ちば歴史事件簿――そのとき、何が起こったか
享徳の乱
戦乱の中の千葉氏一族
2つの大きな勢力が争っているとき、自分はどちらの側に立つか――古今東西を問わず、難しい問題だ。特に、戦乱の時代の武将たちにとって、それは切実なことだったに違いない。もし選択を誤れば、自分自身と一族の命、領土などを一気に失うことになるからだ。下総を拠点に、関東有数の実力を誇った千葉氏一族の場合、どのような選択を重ねていったのか、ターニングポイントとなった「享徳の乱」を中心にたどってみよう。
企業最前線
いち早く海外生産をスタート。包装割箸の日本一を目指す
コンドル産業株式会社
包装割箸のコンドル産業は、1970年代からフィリピンを皮切りに、東南アジアでの生産をスタートした、海外生産のパイオニア的存在だ。つねに品質・コストを追求し、海外工場のスクラップ&ビルドを進めながら、着実な発展を続けてきた。現在、海外生産志向を強める企業が多い中、同社は逆に国内生産へ比重を移していく予定だ。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
「何も怖いものはない」。“反骨精神”が生んだ、妥協なき経営
新田嘉一[平田牧場グループ会長]
「裸一貫になれば、何も怖いものはない」──。三元豚、金華豚といった今や誰もが知るブランド豚を開発する一方で、直販店や豚肉料理店を全国に展開する平田牧場グループの創業者の新田嘉一会長は力を込めて話す。無から有を生み出していく経営リーダーとしての気概を新田会長の生き様から学びたい。
会社を強くする! 実践経営塾
外国人社員の採用で、グローバル化に挑む
中小企業の海外展開における有効な方策の1つに、外国人社員の採用がある。彼らを架け橋にすれば、言語や文化・商習慣の違い、現地拠点での労務管理など、海外で避けられないハードルが乗り越えやすくなる。また、外国人社員の持つネットワークを生かした販路開拓も期待できる。しかし、中小企業は外国人採用に慣れていないこともあって、外国人雇用に躊躇しがちだ。今回は優秀な外国人社員を獲得し、自社の海外ビジネスを大きく開花させた2社を紹介する。
チャレンジャー
平井美鈴[フリーダイバー]
カナヅチから日本代表ダイバーへ。「今」をめいっぱい生きています
- 「生き急いでるね」って友だちに言われます。高校で新体操に目覚め、OL時代にサリン事件に遭い、人生は思わぬ方向へ。
- 泳げなかったのに、偶然に導かれるように小笠原の海に潜り、フリーダイビングの道へ。海と自分と向き合う競技に惚れ込んでしまいました。
- むだな力を抜けるかが勝負どころ。記録が伸びていく。世界を舞台に挑戦し続けたいです。