わたしの意見-
水野 創

省エネ診断の勧め

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2月1日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 やや古い話になるが、マネジメントスクエアの12月号にCRIレポート「県内企業の地球温暖化防止への取組促進に向けて」を掲載した。

 そこでのポイントの1つに、中堅・中小企業の場合、省エネ診断を受け、対策を実施することで確実にコスト削減効果を実現できることが多いことがある。

 調査で取り上げた民間企業の具体例では、群馬県の旅館で、館内の照明電球をLED電球に取替えたところ、電気代等のコストを年間約10百万円削減でき、初期コストを1年半で回収する等の成果を挙げたそうである。

 本レポートの執筆者は、発表後、「自分のところでもやってみたい」との照会や、講演の依頼を受けたりしている。

 事例のポイントは、旅館業でもともと「電球を24時間点灯」しているケースだった点である。当社のように「蛍光灯、1日12時間点灯」の場合にはすぐにメリットを得ることにはならないようだが、現在も調査を進めているところである。

 手順としては、まず省エネ診断である。多くの方が試されることをお勧めしたい。

■参考
「県内企業の地球温暖化防止への取組促進に向けて」(3.46MB)

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