わたしの意見-
水野 創

省エネ診断の勧め(続き)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2月4日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 前回のビジネスレターで、「省エネ診断の勧め」をお送りしたところ、ある会員の方からCRIレポート執筆者のところに、次のような趣旨の激励をいただいた。

 「理屈はとしてはその通りだけど、実際には、景気も悪く、先行きも不透明な状況の下で、なかなか踏み切れない。投資するのは省エネ意識の高い人に限られている。でも、こうした情報は重要なので発信を続けてほしい」

 激励に感謝するとともに、前回例にあげた「白熱電球をLED電球に交換する」ケースについて、もう少しデータを補足させていただくことにした。

 60Wタイプの白熱電球をLED電球に変えた場合の比較である。

 ケース1ではわずか3ヵ月半で、ケース2でも1.3年で価格差を回収できる計算である。

 このほかCO2排出量が約8分の1になり環境に貢献する(年間減少幅はケース1で約180㎏-CO2、ケース2で約40㎏-CO2)。

 省エネ診断では、照明のほか事務機器や冷温水器等熱源なども対象とするため、電球の数値だけで結果を即断することはできないが、少なくとも、常に点灯している白熱電球については直ちに実施するのが有利と思われる。

 以上、ご参考まで。

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