水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]
(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」5月17日号に掲載)
水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]
ゴールデンウィーク期間中の利用実績が出揃い、引き続き厳しいとはいえ、回復基調は明確になった。
1.震災の影響から前年を下回った先が多いが、「間際での予約が増加し」(ANA発表文)、予約時点に比べれば持ち直した先が多い。
2.持ち直しの程度は各社により異なり、予約段階と同様、①国内より海外が厳しい、②被災地・被災地に近い地域が厳しいとの傾向にある。
3.千葉に関係の深いJR東日本の実績を見ても回復に大きな差があった。総武・成田線(成田エクスプレス)が前年比▲61%となった反面、舞浜駅の降車人数は東京ディズニーリゾートの再開から同▲15%となった。この間、東京湾アクアラインの利用台数は前年比▲2%、前々年比では+14%となっている。
これから夏場の観光シーズンに向け、好天、余震・原発の事態の落ち着きを願うとともに、各種イベント・キャンペーンの実施や千葉の安心・安全に関する情報の積極的な発信により風評被害を撲滅していきたい。
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