わたしの意見-
水野 創
4月、浦安市の人口が大震災後初めての増加
水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]
(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」5月10日号に掲載)
水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]
たびたび書いているとおり、3月から5月は卒業、就職、転勤等で年間でも最も人の移動の多い時期である。大震災・原発事故後1年が経過し県人口が増加基調に復帰する変化が読み取れないか期待してきた。
3月中は残念な結果だったが(4月19日号)、5月7日にホームページにアップされた浦安市の4月中の人口は前月比+252人と2011年3月の同+652人以来13ヶ月ぶりに増加した。液状化現象の影響を受けた前年4月が同▲300人だったので、前年との比較では+552人となる。翌8日に発表された柏市も前月比+168人と2011年9月中以来7か月ぶりの増加であった。
この間、出揃った3月中の県内各市の転入、転出を前年と比較して見ると、14市で転入が増加し9市で転出が減少した。また、転入増、転出減が3市あるが、転出増、転入減の市が16市と依然多く、特に千葉市、市川市、松戸市、柏市、浦安市の5市がいずれも転出増、転入減で前年を500人以上下回る結果となっているのが全体の基調を決めていた。
4月は、そのうち浦安市、柏市が、前月比増加に転じたわけで、今後発表される他地域の動向が楽しみになってきた。
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