わたしの意見-
水野 創

お盆期間、首都圏は概ね期待通り

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」8月22日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 お盆休みが終わると同時に交通関係各社からお盆期間(8/9~18)や夏期間(7/19~8/18)の利用状況が発表された(8月19日)。

 全国では、豪雨に見舞われた北海道、東北関連(秋田新幹線)のJRや前年が高い伸びだったANA国際線など一部が前年を下回ったが、それ以外は総じて順調な予約状況を引き継いだ結果となっている。

 首都圏も千葉県を含め順調なようである。

 成田空港関連では、航空会社の実績(表1)や成田エクスプレス利用者(前年比+9%)やJR成田空港駅の利用者(空港第2ビル駅との合計。同+7%)が前年を上回っている。成田国際空港からの出入国者の実績は発表されていないが、国内線と合わせLCC本格化による利用者増加の勢いが感じられる。

 また、圏央道が延長した東京湾アクアライン、東京ディズニーリゾート30周年の舞浜駅などは引き続き高い数字を示し、震災前の水準も上回った。これまで回復が遅れていた内房線、外房線特急も前年の伸びを上回ったようだ(表2)。

 今年は柏・我孫子花火大会が復活し、幕張では幕張ビーチ花火フェスタ(千葉市民花火大会)の翌週末も「サマーソニック2013」に多くの若者が集まった。数字上、予約段階を大きく上回る盛り上がりを見せるまでにはならなかったが、各地の盛り上がりを見ると概ね期待通りの結果だと思う。

 2014年の「ちばアクアラインマラソン」に向けた取り組みも始まっており、今後もLCC利用者の県内観光や県内交流の増加に向けた一層の魅力創造に努力したい。

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