わたしの意見-
水野 創
交通インフラ整備は地域にとって不可欠
水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]
(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」11月21日号に掲載)
水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]
先日(11月20日)「今後の県内54市町村財政の方向性と本県経済の展望」セミナーを開催しました。ご多忙中にもかかわらず多くの皆さんにご参加いただきお礼申し上げます。
今回のセミナーでは、①市町村財政が人口減少、高齢化の進行や維持補修費の増大で厳しい状況にあること、②これを克服するため、各市町村が合併、職員削減等を含め行財政改革に取り組んでいることを、③具体例や一定の前提の下での10年後の推計も示しつつ強調しました。
私も今回の作業に参加しましたが、地域の課題克服には、各市町村の努力だけでは如何ともしがたい部分があることも改めて痛感しました。
交通インフラの整備に伴い地域間の競争力の差が拡大していることです。
県内の交通インフラ整備は、かつては急増する人口の移動手段確保策だったのですが、現在では、地域発展の鍵になっています。
今、県内で多くのプロジェクトが進んでいることは事実ですが、その所在地は交通インフラの整備が進んでいる地域に集中しています。
圏央道、銚子連絡道、長生グリーンラインの早期実現、アクアライン料金引き下げの継続などに向け、これまで以上に努力が必要だと思っています。
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