わたしの意見-
水野 創

会場に溢れる企業経営者の皆様のエネルギー

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2月21日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 1月21日の茂原会場から始まった今年の「ひまわり定期講演会」は2月20日の鴨川会場で7会場を終わり、24日の千葉会場で終了します。今年は期間中2回の雪がありましたが幸い開催には影響なく、ご多忙中にもかかわらず多くの会員の皆様にご参加いただき感謝しています。

 講演会に続く情報交換会では、各会場とも懇談と合わせ積極的な情報交換が行われ昨年以上に皆様の強いエネルギーを感じました。

 4月の消費税導入後のわが国経済を展望すると、駆け込み需要の反動に加え、個人部門は所得増加の遅れから減速が予想されます。一方、それを支えるものとしては、①回復が展望される海外部門、②追加経済対策が講じられた公的部門、そして③アベノミクス1年の蓄積で元気になった企業部門の3部門が期待されていますが(表1)、その主役は民間企業部門になるだろうと改めて確信したところです。

 本年の経済に対する民間企業部門に対する期待は、輸出増加の担い手、設備投資の実施、雇用の増加と賃金引上げと多くの分野に渡っています。この間、海外発で市場が振れていますが(表2)、①年初の経済環境は一年前に比べ確実に改善していること、②例えば売上高経常利益率はリーマンショック前に近い水準になるなど企業の体力も回復していることから、短期的な市場の動きに動揺することなく、今のエネルギーが積極的な経営に着実につながるよう願っています。

 間もなく明らかになる各種調査の14年度計画の結果が楽しみです。また、政策面でもこれを支援するものとなるよう期待しています。

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