わたしの意見-
水野 創

2015年経済の夢

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」12月25日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 あと数日で2015年を迎えます。
 本年のビジネスレターは今回で最後の予定です。この一年の皆様のご支援に改めてお礼申し上げます。

 今年の最後は、2015年経済の夢です。2014年は消費税再引き上げの決断が出来ず残念な年となりましたが、2015年はより元気な年になると信じています。

 (海外経済)
・米国経済が力強く回復し、日本からの輸出増加を含め世界経済の好循環につながる。
・米国金融政策変更により通貨、金利、国際商品市況の振れは大きいが、実体経済に深刻な影響は及ばない。原油価格は低下後の水準で安定する。
・日米、東南アジア諸国の連携が強まり、地政学リスク(中国、ロシア、イスラム)が抑制される。

 (国内経済)
・円安、株高が継続し、原油価格低下と合わせ効果が民間企業から国内全体に浸透する。所得増加、消費税引き上げの影響一巡から家計、家計関連業種も元気をとり戻す。
・景気回復、所得増加から値上げが受け入れられやすい環境になる(デフレマインドからインフレマインドへの変化に再び挑戦する)。
・2年プラス4年のアベノミクス継続決定で元気になった企業家によるイノベーションが続く。
・2020年に向け、財政の新しい将来展望が示される。

 (千葉県)
・人口が増勢を強め、10月の国勢調査で2010年調査の人口を上回る。
・プロジェクトの進捗、二つの国際空港とアクアライン・圏央道の活況、LCC増便、内外からのお客様の増加などからブランド力が高まり賑わいが増す。東京の地価上昇の波及が続く。
・高齢化・人口減少社会を展望した新しい街づくりが各地で始まる。

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