わたしの意見-
水野 創

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2016年1月8日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 今年の県内賀詞交歓会の話題は、なんと言っても、2020年東京オリンピックで3種目、同パラリンピックで4種目の「幕張メッセ開催」決定です。

 わが国・わが地の発展とその世界中への発信につなげたいという思いが、当初の「県内での競技種目なし」の時期に比べ格段に強まったと思います。

 他の追加開催地の地元の皆さんも同じ気持ちでしょう。残された期間で悔いのない準備をしなくてはなりません。

 その中でも、千葉県にとっては、特に、パラリンピック開催の準備は重要です。多様な選手が遺憾なく実力を発揮し、多様なお客様が快適に応援する、その成否によって、今後の障がい者スポーツの開催が左右されると思います。

 パラリンピックを成功させるためには、首都圏空港の機能強化、圏央道建設促進、新駅設置などオリンピックと共通する課題に加え、動線・官民各施設のバリアフリー、ユニバーサルデザイン対応、対応するスタッフの確保・育成、正確なバリアフリー情報の提供など追加される多くの課題があります。

 関係者に話を伺った具体例は、①海浜幕張駅からいったん広場に降りてペデにまた上るのではなく、そのままペデに進めるようにするとか、②雨でも傘を差さずに会場まで行けるようにする、③バス・タクシーでの会場アクセスに必要な台数のリフト付き車両の準備、④バリアフリーマップの充実などです。

 もちろん我々もできる限り貢献していくつもりです。

 大いに盛り上げていきましょう。

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