わたしの意見-
水野 創

リオ2016はオリンピックからパラリンピックに

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2016年8月26日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 日本選手の大活躍に沸いた「リオ2016オリンピック」が終わった。オリンピック旗も引き継がれ、「次は2020東京オリンピックだ」と盛り上がっている。もっとも、リオでは9月7日から18日までパラリンピックが開催され、オリンピック同様多くの日本人選手の活躍が期待されていることを忘れてはいけない。「次はリオ2016パラリンピックだ」。

 そして、「チケットが完売し、全競技場が満員の観客で埋まること、オリンピックに比べ特にそうした状況にするのが難しいパラリンピックでこれを実現することがオリパラ成功の一つの条件だ」という観点から見ると、終了したオリンピックでは空席が目立った。パラリンピックのチケットはもっと売れていないと報道されており、選手はどのような状況で競技することになるか心配になる。

 リオからの中継を見て、競技場の埋まり具合・応援風景は、安全・治安に関する報道とともに、開催国・地域の状況を、その国・地域に関心のない人を含めた全世界に発信し、その国・地域のイメージ・ブランド力に大きな影響を及ぼすと感じた。

 「東京2020パラリンピック」は22競技、若干の競技変更はあるがリオと同数だ。

 幸い今回から、パラリンピックのテレビ中継も大幅に拡充される。リオで活躍する選手の応援をし、競技の理解を深めつつ、競技場の状況もつぶさに観察し、東京2020での成功に結び付けたい。

 東京2020パラリンピックは8月25日開会(9月6日閉会)。ちょうど4年後だ。

 この間、9月3日には千葉ポートアリーナで千葉県、千葉市、NHK千葉放送局主催の「パラスポーツフェスタちば」も開催される。パラリンピック競技を体感できるので、多くの皆さんの参加をお願いしたい。

 【お問い合わせ:パラスポーツフェスタちば運営事務局043-241-3001】


●当ウェブサイトに記載されているあらゆる内容の著作権は、株式会社ちばぎん総合研究所及び情報提供者に帰属し、いかなる目的であれ無断での複製、転載、転送、改編、修正、追加など一切の行為を禁じます。