わたしの意見-
水野 創

平成から令和に。千葉県は「△」から「*と◎」に

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2019年4月19日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 まもなく平成が終わります。

 後に、平成の千葉県、首都圏は以下のように振り返られると思います。

 ①全国の人口が減少に転じる中で、首都圏への一極集中が進み、特に千葉県は東日本大震災を克服して人口増加を維持した。

 ②首都圏空港と高速道路を中心に交通インフラの整備、ネットワーク化が飛躍的に進展した。

 ③グローバルな環境変化により産業構造は大きく変化し、各地の産業が次世代に向けた模索を続けた。インフラ整備に伴い工業団地は売れ行き好調となり、千葉新産業三角構想も実を結んだ。地方創生や駅前再開発の動きも見られた。

 次の時代も、技術や政治環境が急速かつ激しい変化を続け、これまでの枠を越えた広域化・一体化が進むでしょう。2020オリパラの成果を活かし、成田空港機能強化を始めとするインフラ整備、プロジェクト推進に各企業が呼応して発展を遂げることにより、地域の持つ潜在力は存分に発揮されると思います。

 地域には、昭和・平成の荒波を乗り切り、むしろこれを機会として事業を発展させてこられた経営者の皆様が数多くいらっしゃいます。それらの皆様とその後継者の皆様、そして新たに事業を志す皆さんが、今後も大いに活躍され地域・日本・世界の発展に貢献されることと期待しています。

 1990年(平成2年)2月に設立した弊社は令和2年に30周年を迎えます。皆様と地域の発展にこれまで以上に貢献できるよう、全力で頑張ります。

 ※表題内の△は千葉新産業三角構想、*は放射状道路、◎は環状道路を表現しています。

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