わたしの意見-
水野 創

台風19号被害にお見舞い申し上げます

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2019年10月18日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 台風15号に続き台風19号が襲来しました。県内観測史上最大の強風と停電の後は想定を上回る広域、長時間の豪雨です。多くの亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 被害の全体像の把握は今後の課題ですが、千葉商工会議所から台風15号の被災状況に関し9月18~30日に実施した緊急調査の結果が以下のとおり公表されました(11日)。

 ①事務所、倉庫、店舗、工場を中心に、直接被害を受けた先が4割。現時点で被害額を把握している先はそのうち6割。一件当たり3百万円、残りの4割は被害額不明。

 ②交通機関運休による従業員の出社困難、停電・断水等による生産・営業活動への支障、物流寸断による仕入、納入、配送への支障、顧客被災による売り上げ減少等の二次被害を受けた先は5割。うち4割が被害額を同2百万円と回答。6割が被害額不明。

 被災事業所の割合の高さに衝撃を受けます。そして県内の被害の中心は千葉市以東。被災地域に占める千葉市のウエイトは人口、事業所数が3分の1前後、面積が1割弱です。産業構造や経済規模が異なるため単純な比較はできませんが、県内中小企業の被害の大きさを想起させる内容です。

 今回の教訓をも生かした、オール千葉、オール日本で復旧、復興が進むよう願っています。

 

 

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