わたしの意見-
水野 創

2020年の海外、国内、県内 ―課題が増した県内

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2020年1月17日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 15日、米中貿易交渉の第1段階の合意文書に予定通り署名した。

 大統領のパフォーマンスで、株式市場をはじめ資産価格の上昇持続が実現すれば、減税効果の一巡後の米国景気を支える重要な要素になるとともに、日本の市場の安定・上昇を通じて日本の景気にも支援材料となりそうだ。特に、オリパラ終了後の年後半について、政府の26兆円の経済対策、状況によってはさらなる対策との合わせ技が期待されよう。

 そうなれば、2020年経済の仕上がりは、全体としては厳し目の国際機関や民間の見通しよりよくなると期待されるが、こうした中で、千葉県経済は早急に取り組むべき地域特有の課題があることを確認しておきたい。

 ①昨秋の災害からの迅速な復旧・復興と安心・安全の実現(図表1)。

 ②2020オリパラの成功。特に第2次抽選販売が始まったパラのチケット完売と満席。地域の経済効果享受(図表2)。

 本日の茂原会場からいよいよ今年のひまわり定期講演会が始まります。3月2日の千葉会場まで、各会場で皆様とお目にかかり、その時々の情勢を踏まえて意見交換させていただくのを楽しみにしています。

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