わたしの意見-
水野 創
機運高まる「新たな湾岸道路」
水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]
(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2020年9月30日号に掲載)
水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]
「新たな湾岸道路に関する座談会」にパネリストとして参加し、その模様が本日(30日)の千葉日報に掲載された。
「新たな湾岸道路」は、外環道三郷南IC・高谷JCT間開通後、高速・一般道共に一段と渋滞が目立つ千葉県側湾岸地域の渋滞解消を促進するため、高谷JCT周辺から蘇我IC周辺ならびに市原IC周辺を結ぶ新たな高速道路だ(図表。ルートは未定)。
この地域の交通需要は、今後、千葉港の機能強化、成田空港の第3滑走路、圏央道等の交通インフラ整備により一段と増す。また、千葉駅周辺のICアクセス難の解消も今後の駅周辺のまちづくりに欠かせない。さらに、新型コロナ禍の経験を踏まえた東京都一極集中の是正、首都圏全体による機能分担を進めるためにも、災害時のバックアップを含む円滑な交通の確保は不可欠だ。ICをどこに設けるかもポイントになる。
湾岸地域の混雑緩和については、かつて「第2東京湾岸道路」構想があったが、「三番瀬」の埋め立て問題が障害になって実現していない。
今回は新たな挑戦になるが、座談会では早期実現に向けた関係者の強い熱意を感じた。自然環境のほか企業、住民、景観などをめぐり地域の関係者も数多い。今から丁寧なコミュニケーションを取り、また、確保済み用地も有効活用して一日も早く実現するよう期待したい。
※概要はマネジメントスクエア11月号に掲載予定、また、映像は10月中旬に千葉県経済同友会のホームページに掲載予定です。
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