わたしの意見-
水野 創

相次ぐ成功、JAL,ANA協力・特別協力企画

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2022年3月3日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所 前取締役会長]

 JAL,ANAの協力・特別協力を得た企画が実現している。

 成田空港活用協議会の「県内高校生を対象とした体験型航空教室」とSTAGE NARITA実行委員会主催の「史上初に立ち会おう ステージ成田プロジェクト」だ。どちらもJALの周遊フライト、ANAの超大型エアバス搭乗等が盛り込まれている。

 前者は、成田空港や航空関連企業で働く人材の育成・確保を目的とし、各学校を通じて申し込みを受けるなど教育界とも連携している。また、後者は、コロナ禍に翻弄される空港や周辺地域の未来や課題を広く関係者が集まって考えようという経済界が連携した企画で、地域活性化案件としてちばぎん商店もクラウドファンディングで応援した。

 どちらも、コロナ禍を乗り切って盛況・好評と聞く。地域の魅力を組み合わせた企画は、千葉都市モノレールと連節バス、トロッコ列車などコラボでも実現しており、今後も様々な地域、分野で実現することが期待される。

 従来の縦割り中心の企画に横串を差すには、相当のパワーが必要だと思う。それぞれの案件で実現に向け苦労された方の顔も思い浮かぶ。

 成功体験の積み重ねが新たなコラボにつながり、また、特に地域をまたぐ案件では、ちばぎん商店のコーディネート力発揮やちばぎん総研の地方創生支援などちばぎんグループが貢献できる余地も大きいと思う。

 地域の人口減少・高齢化の現実は厳しいが、付加価値を高める新たなビジネスを創造し、交流人口を増加させることで未来につながると確信している。

 

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