Business Letter
「点描」
社長 前田栄治

チーバくんのツイッター・フォロワー数は全国2位、関東1位

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2022年3月28日号に掲載)

前田 栄治[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 千葉県企業等におけるSDGsの取組みを後押しするために始まった「ちばSDGsパートナー登録制度」において、ちばぎん総研も第1回募集の325団体(3月23日時点で945団体)の一つとして登録が実現。最近の千葉県のSDGs推進に向けた積極的な活動に対して敬意を表したい。

 一方、登録証をみて興味深かったのはSDGsの17目標の色で彩られた「チーバくん」。通常の赤色ではなく、同17色のピンバッチもいただいた。

 お恥ずかしいことに東京在住の私は、一昨年に千葉で働き始めるまで、チーバくんの存在を知らなかった。今回のSDGsチーバくんをきっかけに調べてみると、ツイッターのフォロワー数が29万人に上り、全国ゆるキャラ・ツイッターで「くまモン」(熊本県、80万人)についで2位であることを発見(21年12月21日時点<日経新聞社調べ>、表1)。超有名なくまモンには敵わないが、3位の「しまねっこ」(島根県、7万人)を大きく上回る。関東では圧倒的な1位(表2)。知事として全国3位を記録する熊谷知事のフォロワー数(28万人)をも僅かに上回る。

 チーバくんは、もともと10年の「ゆめ半島千葉国体」と「ゆめ半島千葉大会」のマスコットキャラクターとして07年1月に誕生。大会終了後も「ぜひ残してほしい」との熱望により、11年1月より正式に千葉県のキャラクターとなった経緯。横からみると千葉県の形となっているのが、ゆるキャラとしては他にない特徴だ(犬のようにみえるが、千葉県に住む不思議な生き物とされる)。

 今さらゆるキャラによる街づくりを勧めるつもりはないが、ゆるキャラの親しみやすさとツイッターによる情報の質が上手くコラボされれば、県民への適切な情報伝達や県の知名度アップに繋がるはずだ。「チーバくん・ツイッター」をみてみると、各地の観光やイベントをはじめ、千葉県の魅力を伝える情報が頻繁に呟かれている。最近では、飲酒運転の根絶、停電回避のための節電などを優しく呼びかける呟きもあり、フォロワー数が多い分、社会の安定にも貢献することが期待される。

 千葉県関係者としては、近隣都県での知名度向上のため、東京などで活動する際には、丸いSDGsピンバッチではなく、各種のチーバくんピンバッチを着けてはどうか。

●当ウェブサイトに記載されているあらゆる内容の著作権は、株式会社ちばぎん総合研究所及び情報提供者に帰属し、いかなる目的であれ無断での複製、転載、転送、改編、修正、追加など一切の行為を禁じます。