Business Letter
「点描」
社長 前田栄治

再開される千葉のイベントに参加しよう

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2022年9月29日号に掲載)

前田 栄治[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 ウイズコロナの意識が浸透するもとで、感染防止策を講じたうえで、イベントの再開が広がりつつある。ちばぎん総研が本社を構える幕張でも、メッセの各種イベントの再開もあってか人通りが増え、街は活気を取り戻しつつあるように感じられる。

 そうした中でよく耳にするのは「3年ぶりのイベント再開」だ。幕張メッセでも、GWの「“どきどき”フリーマーケット」や9月の「東京ゲームショウ」などが3年ぶりの開催となった。今後もそうした動きが拡がると思われるが、以下では10月以降に3年振りの再開となる千葉市の2つのイベントを紹介したい。

 まずは「ちーバル─街の物語─」(10/17~11/27)。12年に始まり20、21年を除き毎年開催されてきたもので、千葉市中心市街地の夜の食べ歩き・飲み歩きを楽しむ街バルイベントだ。個性的で魅力的な“古い街”と“新しい街”が織りなす6つの街(弁天テラス、ちばカモメ街、富士見街、裏千葉、ちば路地横丁、吾妻町蓮池)を、体感し発見し巡る旅であるとされる。多くの飲食店が参加しているため、コロナ禍における低迷からの回復を支援していく良い機会にもなろう。

 もうひとつは「YORU MACHI」(11/26~3/12)。19年に続き2回目の開催となるもので、中心市街地の活性化イベントだ。現時点では、イベント初日(11/26)のパレード実施(千葉銀座通り~栄町通り)とオープニングセレモニー(千葉市中央公園)、開催期間中のスケートリンク運営(千葉市中央公園)が決まっている。千葉市中心街の夜が活気を取り戻す機会となり得るものであり、皆さんにも協賛を含め色々な形でのご支援をお願いしたい。

 加えて、新たなイベント「CHIBA SAKE NIGHT」(10/8~11/2)についても紹介したい。これは、コロナ禍で落ち込んだ日本産酒類の販路拡大・消費喚起に向け、国税庁が推進する事業(Enjoy Sake!プロジェクト)に基づくもの。千葉県では、「千葉のお酒と創作イタリアンで楽しむ光とアートのナイトラウンジ」と銘打って、10の日本酒の酒蔵が参加する。会場は千葉・海浜幕張に加え埼玉・川越、東京・日本橋、神奈川・海老名の4か所で、期間を変えて開催される。

 私は千葉県以外でこのイベントを開催することが特に重要な意味を持つと思う。私自身2年前に千葉で働き始めるまでは、正直「千葉の日本酒」を飲んだ記憶はなく、イメージも持ってなかった。また、千葉の日本酒を知るようになってから、東京の酒屋やスーパーで買おうとしても、滅多に売っていないという現実を知ることになった。多くの酒蔵で作られる千葉の美味しい日本酒を東京圏の消費者に知ってもらうことは大事であり、是非、今回のイベントをそのよい機会にしてもらいたいと思う。私自身は、東京の友人たちに千葉の日本酒を知ってもらうため、彼らとともに日本橋でのイベントに参加する予定である。

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